こんにちは。モージャです。
カールです。
くせ毛の原因に関する記事に記載した通り、くせ毛とは構造上「水分を保持する力のない毛髪」です。
その毛髪から水分の流出を防ぐ為に必要なのが油分ですが、
現代日本において一般的に普及しているシャンプーからのトリートメントという流れは、「シャンプーで汚れを洗い流した後トリートメントで油分を補給する」というもの。
さも当たり前のように行われているこのプロセス、
実は無駄
なんです。
びっくりされるかも知れませんが、そもそもシャンプーもリンスもトリートメントもヘアケアには必要ありません。
管理人は整髪料をべったり付けた時ぐらいしかシャンプーは使用しません。
それもうんとオーガニックな成分の物のみです。
一般的な市販のシャンプーは洗浄力が高過ぎて、毛髪に必要な水分・油分も洗い流してしまうからです。
当時はどんなシャンプー使ってもすぐフケと痒みが出てたな(遠い目)
姉ちゃんのマシェリとかようこっそり使っとったわ。
皆さんも一度ぐらいは耳にした事があるかも知れません。
洗髪のし過ぎは、髪と頭皮に良くないという話を。
これ、海外では結構認知されている事なんです。
フランスの美容院なんかでは、「髪の毛はあまり洗わないように」とまで言われるそうです。
節水意識の高い諸外国と「水と安全は無料」とまで言われる程非常に水源が豊富な日本とでは、入浴や洗髪に関しての意識が少々違うのは当たり前のように思えるかも知れません。
しかし節水を意図した訳ではなく、「髪と頭皮の為にあえて洗わない」という選択をする人達が一定数以上存在するんです。
そんなわけで今回は海外の洗髪事情と日本の洗髪事情を比較しながら、過度の洗髪がいかによろしくないかについてお伝えします。
高頻度の洗髪がくせ毛を悪化させる?日本の洗髪事情
そもそも本来、頭皮の皮脂(油分)は人間に必要なものであり、人それぞれ適量が分泌されています。
にもかかわらず、日本人の大半は洗浄力の強いシャンプーで洗髪し、頭皮と髪に必要な油分や水分をごっそり欠乏させているんです。
この事はくせ毛のみならず、近年女性の薄毛が増えている原因にも関係している可能性があると言われています。
でも、1日シャンプーせえへんだけで頭痒くなるねんけど?
洗浄力の強いシャンプーで皮脂を根こそぎ洗い流す→頭皮を保護する為に皮脂がやたら分泌→髪ベタベタ→洗浄力の強いシャンプーで・・・の無限ループ。
皮脂は頭皮を保護する為に必要なものなので、シャンプーでごっそり落とされた結果「補わねば!」という生体反応により過剰に分泌されるんです。
洗髪のみならず、顔や身体も現代日本人は洗い過ぎです。
「タモリ式入浴法」というものが一時話題になりましたが、肌も髪も同じ事なんです。
欧米各国の洗髪事情
先項の通り髪の毛洗い過ぎ民族である日本人の皆さん。
海外の人々は実に洗髪無精なので、美髪の為にここはちょっと見習ってみませんか?
まずは欧米各国です。
欧州も米国も地域差はありますが、水質が硬かったり水道料金が高かったり等の理由で、入浴や洗髪の頻度は日本程高くありません。
湿気も比較的少ない地域が多いので体がべたべたする事も少なく、体臭は香水を5プッシュ程して誤魔化す方が多いです。
それでも公衆衛生が認識されている現代社会においては、毎日シャワーを浴びる人も勿論存在します。
しかし、洗髪は別です。
こと髪の毛となると、毎日洗う人はグッと少なくなります。
これは一般人に限った話ではなく、セレブリティのキム・カーダシアンやニコール・リッチーなど、美容感度が高く最新美容にウン百万円とつぎ込む富裕層の間でも同様です。
「5日間髪の毛を洗わずに過ごせたわ~」なんて、インスタでセレブが呟いている始末です。
5日間って!さすがに汚いやろ。
ニコールは週1らしいよ。もはや尊敬するわ。
白色人種は一般的にくせ毛の割合が90パーセント前後を占めると言われていますが、比較的髪が艶やかな方が多いと思いませんか?
人に寄るやろ。
もっと言うと栄養状態とかにも寄る。
欧米人には髪の毛を洗い過ぎてはいけないという昔からの伝承を守っている方が日本より多い印象を受けます。
人種が違うので髪質も異なりますが、洗髪過多の日本人のくせ毛はもしかしたら洗い方次第でかなり変えられる可能性があります。
ちなみに、日本人は乾いた状態で「くせ」が強くなり、白色人種は濡れた状態の時に「くせ」が強く出るそうな。
ハリウッド映画のシャワーシーン見てみ。髪半乾きの白人のねーちゃん達、大体ウェービーヘアやから。
アジア各国の洗髪事情
欧米のみならず、アジア各国も洗髪頻度は少なめです。
同じ黄色人種である中国人も洗髪頻度はそこまで高くありません。
そもそも、日本人の洗髪頻度が世界的に見て突出して高いだけではありますが・・・
注目すべきは美髪大国として有名なインドです。
人種的にはコーカソイドでありくせ毛比率が高いはずですが、インド人女性の髪はエクステンションの材料として使用される程丈夫で比較的クセの少ない黒髪が多いです。
そして、彼女達もあまり髪を洗いません。
加えて、そんな美髪大国インドでも「髪の毛を洗い過ぎてはいけない」という古くからの教えが存在します。
※美髪大国インドのヘアケア術についてはインドの伝統医学アーユルヴェーダに関する記事及びゴマ油を使用したヘアケアに関する記事をご参照下さい。
まとめ
世界各国の洗髪事情を紹介しましたが、諸外国で「髪を洗わない」という行為は決して不潔でズボラなわけではなく、
皮脂の過剰分泌を抑制し、髪を美しく保つ事が出来るという理由で意図的に行われている行為なんです(無論そうじゃないズボラも存在します)
昔は日本でも「洗髪は3日に1回」、さらに昔は「1週間に1回」ぐらいの頻度でした。
それが今や毎日・・・。
大量消費を良しとする現代社会が生み出した悪しき風習のような気がしてなりません。
そしてこの風習こそがくせ毛をより強く発現させている可能性があります。
油っぽい食事の過剰摂取や大気汚染による汚れ等、今と昔では生活環境は異なりますが、何も人体の構造が大きく変化したわけではありませんよね?
身長や平均寿命は延びたものの、それは栄養状態の改善や医療の進歩の賜物です。
我々の肉体そのものが変質したわけではありません。
という事は「昔ながらの洗髪方法」でほぼ十分なんです。
ほぼと言ったのは、整髪料で髪の毛をパリパリに固めた場合等はこの限りではないからです。
なので、そのような場合以外は「市販のシャンプー類は使用しない」「洗髪の頻度を減らす」「シャンプー以外の物で髪を洗う」といった行為をくせ毛ケアの一環として是非取り入れてみて下さい。
さあみんな!ニコール・リッチーに続け!
物は言いようやな。
以上、最後までお読み頂きありがとうございました。